表千家の流儀に則った、正統な茶室の計画である。
お施主様から求められたのは、伝統的な形式を厳格に守り抜くこと。
これに応えるべく、古事や文献を精緻に紐解き、茶室の歴史と深く関わりを持つ京都の老舗竹屋や材木屋をはじめ、
畳、建具、左官、炉縁など、各分野の第一線で活躍する職人たちとチームを構成。対話を幾重にも重ね、伝統の技を現
代に繋ぐ設計を進めていった。
部材の選定や意匠の構成はもちろん、竹の節の向き、障子の継ぎ目に至るまで、微細な納まりを綿密に計画。先人たち
の知恵と職人の手業が凝縮された、静謐な一席が完成した。
LOCATION Hyogo
PROGRAM tea room
STRUCTURE Timber
PHOTO Masakazu Tsujibayashi
※栗林賢次建築研究所にて担当