京都に佇む古い倉庫を、ギャラリー、イベントスペース、宿泊施設を併設したカフェへとコンバージョンする計画。
 求められたのは、地域の人々が日常的に集い、時代に合わせて柔軟に更新し続けられる、開放的で親しみやすい場。
限られた予算の中で、最小限の手数によっていかに空間を再定義するかが本計画の核となった。解体過程で現れた既存
の下地材をあえてそのまま活かし、そこへ新たな要素をレイヤーとして重ねていく手法を選択。透過性のあるツインカ
ーボネートを下地に纏わせることで、新旧の部材が軽やかに交差し、懐かしくも鮮烈な風景を創出した。
内部の壁面には視線が抜ける開口を設け、カフェカウンターを他用途の空間と並行に配置。これにより、店主やゲス
ト、ギャラリーの来訪者たちが自然と視線を交わし、対話が生まれるような心地よい距離感を設計している。
また、意図的に施工難易度を抑えたディテールを検討することで、DIYによる製作・改修を可能にした。コストを抑制
するだけでなく、使い手自らが空間を育み、更新し続けていくための「余白」を埋め込んでいる。
 
location           kyoto
program          cafe
structure          鉄骨

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